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ダルマさま襖絵揮毫(きごう)

このたび光徳寺本堂の襖にダルマさんが揮毫されました。

筆入れをいただいたのは、書家でダルマ絵師の雅号「破郎エブリバディ(加島正資)」さん。 破郎さんは北海道観光大使を務めながら全国を行脚し書家・即興絵師として幅広くご活躍です。

2023年7月、ご縁があり初めて光徳寺へ来られました。破郎さんが本堂のまっさらな襖を眺め「襖がなんだか寂しげだね。ここに禅宗をお開きになられたダルマさまを描いてみてはどうだろう。 きっとご本堂の雰囲気がグッと厳かに彩られる」との言葉にその場で揮毫を依頼しました。

襖絵は表と裏の2面にわたり描かれています。 片面のダルマさんをよく見ると、着ている衣の向かって左側が「光」、右側が「徳」で光徳寺の「着せダルマ絵」になっています。

もう一方の面には「行雲流水(こううんりゅうすい)」という4文字の禅語を揮毫しました。行雲流水とは、他と比較し物事に執着してしまう人間の心に対し、物事にとらわれること無く常に移り変わる雲や水に、世のあるがままの姿・自然の摂理を表した言葉です。 物事がうまく運ばず行き詰ったときに立ち戻る言葉として大切にしています。

ちなみに、選挙に当選した候補者などに片目を黒く塗られる「ダルマさま」は、実は禅宗をお開きになられた開祖さまです。ご存知でしたか? 「ホント?」と思われた方はスマホで検索してみてください。

当面の間は襖絵をご本堂正面にて公開いたします。お近くへおいでの際はお気楽にお寄りください。

 

日々精進 住職